老後のインプラントは危険？デメリットや注意点を解説

歳をとると歯周病など歯や口内の病気になりやすく、歯の治療が必要な機会が多くなりますよね。

歯を失った際の治療方法の選択肢として、インプラント治療が挙げられます。

インプラント治療は外科手術なので、老後にインプラント治療をする際に体力面や金銭面の不安がデメリットに感じるという方もいるのではないでしょうか。

この記事では、老後にインプラント治療をすることのデメリットや注意点についてご紹介した上で、老後だからこそインプラント治療を受けるメリットについて解説します。

老後にインプラント治療をするデメリット

老後にインプラント治療をすることでデメリットになりうる点をご紹介します。

治療費が高額になってしまう

入れ歯などと違い、インプラントは保険が適用されません。
そのため、他の治療方法に比べるとどうしても治療費がかかりやすくなってしまいます。

費用は歯科クリニックごとに異なりますが、相場は1本あたり40万円前後です。

また、インプラントは独立した部分ごとに治療をするので、治療する箇所が多いとその分治療費が嵩んでしまいます。

健康状態によっては治療が受けられない場合がある

インプラント治療は外科手術を伴うので、手術を受けられるだけの体力を持っていない場合は、治療が難しい場合があります。

また、健康状態によっては手術後に健康的なリスクが高くなってしまいます。

例えば、高血糖や糖尿病の方がインプラント治療を受けると、手術時に入る細菌による感染症のリスクが高くなり、手術の傷が治るのが遅くなるなどのデメリットがあります。

そのため、自身の健康状態を正確に把握した上で治療を受けることが必要です。

治療に時間がかかる

比較的早期に定着させることができる入れ歯と異なり、インプラント治療は土台を定着させるのに時間がかかるため、治療全体で4ヶ月から半年ほどの時間がかかってしまいます。

その間複数回治療のために通院する必要があるので、老後で病院に行くことが難しい場合は、継続的に通院することが大きな負担になるおそれがあります。

また、治療後もインプラントに異常がないかを調べるための定期検診が少なくとも年に2～3回ほどあるので、歯科クリニックに行く回数が多くなりやすいです。

骨量が少ないと治療が難しい場合がある

インプラントは土台部分を顎の骨に埋め込んで固定するので、顎の骨量や骨密度が不足している場合、即座には治療が受けられないことがあります。

老後は骨量が少なくなりやすく、骨粗鬆症のリスクが高いので、インプラント治療の前に十分な骨量を確保するための手術が必要になることが多いです。

顎の骨を追加する骨造成や、他の部分から骨を移植する骨移植などの選択肢があり、骨量や骨密度を確保することでインプラント治療を受けられるようになりますが、骨造成や骨移植の手術分余計に時間がかかってしまいます。

感染症のリスクがある

インプラント治療の外科手術では、歯茎にメスを入れて顎の骨にドリルで穴を開けます。
このような手術をするため、治療後に感染症のリスクが高くなってしまいます。

特に高齢の方は若い頃に比べて免疫力や体力が低下しているので、感染のリスクが若い人よりも高いです。

老後だからこそインプラント治療をするメリットがある

デメリットになりうる点がある一方で、老後だからこそインプラント治療をしておいた方がよい考え方もあります。
老後にインプラント治療をするメリットをご紹介します。

噛む力を取り戻すことができる

インプラント治療は土台の部分を顎の骨と結合させて固定するので、強く噛む力を取り戻すことができます。

噛む力を取り戻すと食べられるものの選択肢が広がり、バランスよく栄養を摂取しやすくなるので、免疫力を保ちやすく、全身の疾患になるリスクを減らすことが可能です。

また、好きなものを食べられることで精神的なストレスを抑えることができるでしょう。

認知症のリスクを軽減できる

歯を失って咀嚼する力が衰えると、認知症のリスクが高まるという研究結果が厚生労働省から報告されています。

報告によると、歯を多く失っている人は、20本以上残っている人に比べて認知症のリスクが1.9倍も高くなります。

そのため、インプラント治療で失った歯を取り戻すことで、認知症になるリスクを大きく減らすことができます。

会話を続けやすくなる

歯を失ってしまうと、うまく話すことが難しくなり、自分ではきちんと話しているつもりでも相手に伝わりづらくなってしまうことがあります。

入れ歯に比べて安定しているので、インプラント治療をすると会話がしやすく、コミュニケーションが取りやすくなります。

ストレスなく気軽にコミュニケーションができることで老後の人生をより豊かに過ごせるようになり、長期的な健康にもつながるでしょう。

若々しい見た目を保ちやすくなる

歯が綺麗に並んでいると口元の膨らみが自然になり、若々しい見た目を保つことができます。

また、入れ歯は固定用の金具が外から見えてしまうことがありますが、インプラントの土台は顎の骨に固定されており、そこに人工歯が被さっているので、外から見えることがほとんどありません。

人工歯の部分は自然の歯を模して作られているので、インプラントだと自分から言わなければ気づかれることは少ないです。

老後にインプラント治療をする際の注意点

老後にインプラント治療をする際の注意点をご紹介します。

自身の健康状態を確認する

健康状態によっては手術後のリスクが高くなるので、自身の健康状態をあらかじめ知っておくことが重要です。

また、服用している薬がインプラントの手術に悪影響を及ぼすおそれがあるので、自身の健康状態と服用している薬を治療前に医師に伝えるようにしましょう。

歯ぎしりや食いしばりを控える

インプラント治療後に歯ぎしりや食いしばりによって歯に強い負担を与えてしまうと、インプラントが早期に脱落するリスクが高くなります。

インプラントを再び取り付けるためにはお金も時間もかかるので、歯ぎしりや食いしばりを控えて長期的にインプラントを利用できるようにしましょう。

無意識の歯ぎしりや食いしばりを減らすためには、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを就寝時につけるなどの方法が有効です。

セルフケアを怠らない

インプラント治療で歯を取り戻しても、その後のセルフケアを怠ると歯や口内の健康が悪化し、インプラントが早期に脱落するなどのリスクが大きくなります。

特にインプラント治療後は、インプラント周囲炎という感染症に感染するリスクが高いです。
毎日の歯磨きを徹底し、喫煙はなるべく控えるなどして口内の健康を保つことで、インプラントを長期的に利用できる可能性が高まります。

顎の骨が少ないと選択できる歯科クリニックの幅が狭まる

顎の骨が少ない場合の骨造成や骨移植は特に高い技術を要するため、すべての歯科クリニックで取り扱っているわけではありません。

そのため、顎の骨が少ない場合は選択できる歯科クリニックの幅が狭くなってしまいます。

最寄りの歯科クリニックで治療できるとは限らないので、骨造成や骨移植が必要な場合は、それらを取り扱っているかどうかを最初に確認しましょう。

また、骨造成や骨移植の実績や長い治療経験があるかも大切なポイントになりますので、歯科クリニックを選択する際の参考にすると良いでしょう。

老後の治療のご相談はナチュラルインプラントへ

骨造成や骨移植を含め、自身が受けたい治療やサービスをどこの歯科クリニックで受け付けているかわからない方が多いかと思います。

老後のインプラント治療に関することは、ナチュラルインプラントにご相談ください。

ナチュラルインプラントではどこの歯科クリニックで治療を受ければよいかなど、インプラント治療に関するご相談を無料で受け付けています。
※ナチュラルインプラントへのご相談はこちらから

まとめ

インプラント治療を老後におこなうと、健康状態や骨の強度によっては治療が受けられないなどのデメリットがあります。

しかし、老後に食事やコミュニケーションを長く楽しむために健康な歯は不可欠であり、歯がなくても治療を受けられるインプラント治療を老後に受けることにはメリットも多いです。

老後のインプラント治療は高い技術を必要とするケースが多いので、どの歯科クリニックで治療を受けるかを選ぶことが重要になります。

老後のインプラント治療に関するお悩みは、ナチュラルインプラントにご相談ください。

ナチュラルインプラントではどこの歯科クリニックで治療を受ければよいかなど、インプラント治療に関するご相談を無料で受け付けています。
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