インプラントが取れた際に違う歯医者に行くのはあり？注意点を解説

この記事では、インプラントが取れるなどのトラブルが生じた際に、違う歯医者に行くべきかどうかや注意点について解説します。

治療中に違う歯科クリニックに通うケース

インプラントを埋め込み、人工歯を装着する一連の治療の過程で違う歯科クリニックに変更することは基本的にできません。

一連のインプラント治療が終わり、定期検診に通う歯科クリニックを変えたい、インプラントに生じたトラブルを違う歯科クリニックで対応してもらいたいなどのケースは考えられます。

インプラント治療の最中に違う歯科クリニックに通うことになるケースとして考えられるものをご紹介します。

引っ越しにより距離が遠くなった場合

インプラント治療の最中にやむおえない事情で引っ越しをすることになり、通っていた歯科クリニックに通うことが難しくなってしまうというケースがあります。

手術が済んで定期検診に通うだけであれば、通院するのは年に2、3回ほどなので、よほど遠くない限りは元の歯科クリニックに通い続けるのがベターです。

元の歯科クリニックで検診を受けるのがどうしても困難な場合は、他の院で治療したインプラントの状態も見てくれる歯科クリニックを近隣で探すとよいでしょう。

通っていた歯科クリニックに不安がある場合

インプラント治療を終え、インプラントの使用中に何らかのトラブルがあった場合、何らかの原因で治療を受けた歯科クリニックでの対処が不安だというケースは考えられます。

転院を考えている場合であっても、まずは通っている歯科クリニックにご相談ください。

相談してもなお他の歯科クリニックに行きたいという場合は、インプラントの修復や定期検診を受け付けている歯科クリニックを探して相談しましょう。

治療後に違う歯科クリニックに通う際の注意点

治療後に違う歯科クリニックに通う際の注意点を解説します。

治療に関する情報をすべて伝える

新しい歯科クリニックに通う際には、以前の治療に関する情報をできるだけ正確に伝えることが重要です。

インプラント治療は個人に合わせておこなわれるため、前の歯科クリニックでの治療内容や使用された材料、検査結果などの情報が正確に伝達されて初めて適切な診断や治療計画を立てることができます。

特に持病や服用している薬がある場合は、必ず転院先の医師に伝えましょう。

保証等を事前に確認する

歯科クリニックでは、そのクリニックが行った治療に対して一定の期間や条件のもと保証や修復の責任を負っている場合があります。

しかし、転院先のクリニックがもとのクリニックでの治療に対する保証や対応を受け入れるかどうかは別です。

したがって、新しいクリニックに通う前に、保証やアフターケアに関するポリシーを確認しておくことが重要です。

転院が断られることもある

一部の歯科クリニックでは、治療が進行中の患者を受け入れることを断る場合があります。
特に、他のクリニックでの治療結果に責任を持つことに関する懸念や、治療の一貫性を保つための方針に基づいて断られることがあります。

したがって、転院を考えている場合は、事前に新しいクリニックに相談し、受け入れてもらえるかどうかを確認することが重要です。

違う歯科クリニックの探し方

違う歯科クリニックを探すための条件や選び方をご紹介します。

転院を受け付けている

インプラント治療を扱っているからといって、治療の最中での転院を受け付けているとは限りません。

歯科クリニックによっては、他の歯科クリニックでの治療内容や結果に対して責任を持つことに懸念を抱いているケースがあります。
そのため、まずは転院を受け付けているかどうかを確認しましょう。

扱っているインプラントのメーカーを確認する

歯科クリニックによって扱っているインプラント器具のメーカーや品質などが異なります。
そのため、元の歯科クリニックと異なるメーカーのインプラントを扱っている場合は、治療途中での対応が難しくなります。

扱っているインプラントのメーカーを確認することで、転院先として適しているかどうかを確認できるほか、信頼性の高いメーカーが使用されているクリニックを選ぶことで、インプラントの質や寿命に対する信頼感が高まります。

医師の技術力や院内の設備を調べる

歯科クリニックを選択する上で、医師の技術力や院内の設備も重要な要素です。

インプラント治療は高度な技術を要するため、経験豊富で専門知識を持った医師がいるかどうかを確認しましょう。

また、事前の検査を受けるための設備が整っているかを確認することで、安心して治療を受けることができます。

インプラントのリカバリーを得意とする歯科クリニックを探す

インプラントのリカバリーに特化した歯科クリニックを探すことも一つの方法です。
リカバリーに特化したクリニックでは、患者の早期回復と成功率の向上に重点を置いた治療が行われています。

転院後に手術後のケアや定期検診を希望する方は、リカバリーを得意とする歯科クリニックを重点的に探すとよいでしょう。

歯科クリニック選びはナチュラルインプラントへご相談を

転院先の歯科クリニック選びは、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。

ナチュラルインプラントでは、インプラント治療に関するお悩みやインプラント治療を受ける歯科クリニック選びに関するご相談を無料で受け付けています。
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インプラントに不備が生じないようにするためのポイント

トラブルによって違う歯医者に行かなくて済むよう、インプラントに不備が生じないためのポイントを解説します。

セルフケアの徹底

インプラント周囲炎などの感染を避け、インプラントにトラブルがないようにするためには歯や口内の健康を保つことが必要です。

フッ素を含んだ歯磨き粉を使って日々の歯磨きを徹底し、歯や口内を清潔な状態に保ちましょう。

普通の歯ブラシでは磨くことが難しい歯の間などは、デンタルフロスや歯間ブラシを使って磨くと効果的です。

喫煙を控える

インプラントのトラブルを避けるためには、インプラントと顎の骨がしっかりと固定されていることが必要です。

喫煙の習慣は体内の血行を悪化させ、酸素や栄養素を十分に行き渡らせることが難しくなります。

酸素や栄養素が不足した結果、インプラントと顎の骨がうまく定着しなくなってしまうので、喫煙は極力控えましょう。

歯ぎしりや食いしばりを控える

歯ぎしりや食いしばりの習慣によって顎や歯に負担がかかると、インプラントにも負担がかかってしまいます。

また、歯並びが変化してインプラントがうまく定着しない原因にもなるので、歯ぎしりや食いしばりの習慣を控えることが重要です。

日中の習慣は意識して控えることが求められますが、就寝時はナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着することで上顎と下顎の接触を避け、インプラントにかかる負担を緩和することができます。

まとめ

インプラント治療の最中に違う歯科クリニックに変えることは基本的にできません。

しかし、やむを得ない事情で検診だけ他の歯科クリニックで受けたい場合や、何らかのトラブルが生じた際に元の歯科クリニックで再治療をしたくない場合は、違う歯科クリニックを探すことが選択肢になります。

転院が可能かどうかを確認し、装着しているものと同じメーカーのインプラントを扱っている歯科クリニックを選ぶとよいでしょう。

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