インプラントのデメリット・リスク
インプラントの基礎知識
インプラント治療を受ける前に知っておきたいこと
お口の状況
持病や服薬との関係
2023.09.14
インプラント治療時におすすめの食事とは食べない方がいいものも解説
インプラント治療では、手術直後の口内は傷が残っている状態なので、食事に注意する必要があります。
不用意に手術直後に食べるべきではないものを口にしてしまうと、口内の出血や細菌の侵入によって健康状態が悪化するおそれがあります。
この記事では、インプラント治療時におすすめの食事について、おすすめの食事内容や求められる栄養素について解説します。
インプラント手術後におすすめの食事や栄養素
インプラント手術後におすすめの食事内容や必要な栄養素について解説します。
歯の負担が少なくても食べられるもの
インプラント手術直後は歯の負担を減らす必要があるため、食べる負担が少ない柔らかい食事を摂ることが重要です。
具体的には、汁物やおかゆ、豆腐料理などが挙げられます。
手術から数日経ったら徐々に噛むことに慣れてくるので、うどんやそうめんなどの麺類、煮物などにも挑戦していくとよいでしょう。
全体的に風邪をひいたときにする食事に近いので、風邪をひいたときの食事を参考にするとよいでしょう。
傷の回復を促す栄養を含んでいるもの
傷口を早く治して何でも食べられる状態に戻すために、傷の回復を促す栄養を含んでいる食事はおすすめです。
特に必要な栄養素は、豚肉や大豆などに含まれるアミノ酸、野菜や果物類全般に含まれるビタミンC、魚介類に含まれる亜鉛などが挙げられます。
また、ビタミンC以外のビタミンも摂取することができると理想です。
こうした栄養素の管理が難しいと感じる場合は、サプリメントを使用するなどしながら適宜不足している栄養素を摂るようにしましょう。
普段の食事にちょっとした工夫を
手術からある程度の時間が経過したら、普段の食事に少し工夫を加えて歯の負担を減らすことがおすすめです。
煮物であればいつもよりも柔らかくなるまで煮込む、肉や野菜などであればいつもよりも小さくなるまで切るなどすることで、手軽に歯の負担を抑えることができます。
また、手術した箇所と反対側の歯を中心など、食事の仕方によって負担を抑えることも可能です。
インプラント手術後に食べない方がよいもの
インプラント手術後に極力食べるべきではないもの、食べない方がよい食事について解説します。
硬い食べ物
硬いものを食べると口内の傷口が広がり、そこから細菌が侵入して感染症などのリスクが発生します。
また、硬い食べ物を食べることは治療直後の歯や顎に負担をかけることになるので、せんべいやナッツなどの硬い食べ物はインプラント手術後時間が経ってから食べるようにしましょう。
辛い食べ物
辛い食事を摂ると血行が促進され、血流がよくなります。
そのため、インプラント治療後に辛いものを食べると傷口から出血するリスクが高くなります。
また、香辛料の辛味が傷口を刺激して痛みを伴うことがあるので、特に香辛料を多く使っている食事は避けるようにしましょう。
歯にくっつきやすい食べ物
インプラント治療直後は、基本的に仮歯が装着されている状態です。
この状態でガムや餅などの歯にくっつきやすいものを食べると、仮歯がぐらついてしまい、脱落するリスクが高くなります。
最悪の場合再手術をしなければならなくなるので、歯にくっつきやすいものを食べることは避けましょう。
アルコール類
アルコールを摂取すると体内の血液の循環が促進され、出血が止まりにくくなってしまいます。
口内の腫れや炎症の要因にもなるので、手術直後はアルコールの摂取を控えましょう。
インプラント治療後の食事以外での注意点
インプラント治療後に食事以外の観点で注意するべき点を解説します。
日々の歯磨きを徹底する
インプラントを長く健康に使うためには、日々の歯磨きが重要です。
インプラントの歯自体はむし歯になりませんが、口内のケアを怠ると他の歯がむし歯になったり、インプラント周囲炎になったりするリスクがあります。
歯の病気になるとインプラントを長く利用できなくなる危険性が高まるので、毎食後の歯磨きを徹底しましょう。
歯の間や細かい箇所など、一般的な歯ブラシでは磨きにくい箇所は、デンダルフロスや歯間ブラシなどを活用するとよいでしょう。
違和感があったら歯科クリニックへ
インプラント治療後、歯や口内に何かしらの違和感が生じたら、歯科クリニックへ相談しましょう。
歯や口内の病気、インプラントの定着の不備などの原因を特定し、必要な処置をおこなうことができます。
また、病気や不備などは、違和感や痛みが生じてからでは手遅れになっていることがあります。
こうしたことを防ぐためには、違和感がなくても定期的に歯科クリニックで検診を受け、トラブルを未然に防ぐことが重要です。
喫煙は極力控える
喫煙をすると、体内の血流が悪くなってしまいます。
血流が悪くなると細胞に十分な酸素や栄養が届かなくなり、歯や口内の免疫力や抵抗力を弱くしてしまいます。
インプラントを長く使うために、インプラント治療後の喫煙は極力控えるようにしましょう。
激しい運動や長風呂は控える
激しい運動や長風呂は、体を温めて手術した箇所を刺激することになります。
体を温めると血行が良くなることによる出血のリスクが生じ、患部の腫れや炎症を引き起こします。
ウォーキングやジョギングなどの軽い運動は2、3日ほど、ランニングや筋トレ、球技などの激しい運動は1週間ほどを目安に控えましょう。
インプラント治療を受ける際のポイント
インプラント治療を受ける際のポイントについて解説します。
自身の健康状態を確認する
インプラントの手術には、外科手術に耐え、通院し続ける体力が必要です。
また、糖尿病の方は治療を受けられません。
そのため、自身の健康状態を確認することが重要です。
メリットやデメリットについて詳しく知る
インプラント治療には、メリット・デメリットの両面があります。
例えば、インプラントは噛む力を取り戻すことができ、平均寿命が他の治療方法に比べて長いなどのメリットがあります。
一方で、治療費が高額で治療する期間が長いなどのデメリットがあります。
こうしたメリット・デメリットを踏まえた上でインプラント治療を受けることで、安心して治療を受けることができます。
事前に情報収集を徹底して歯科クリニックを選ぶ
インプラント治療は、事前に情報収集を徹底してから受けましょう。
治療の際に歯科クリニックからの事前説明があるので、説明を参考にして治療するかどうかを選択してください。
インプラント治療を受ける歯科クリニックをどのように選べばよいかわからない方もいるかと思います。
治療後のケアや食事の方法といったインプラント治療に関するご相談や、インプラント治療の歯科クリニック選びは、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。
ナチュラルインプラントでは、インプラント治療に関するお悩みやご相談を無料で受け付け、状況に合わせた歯科クリニックをご紹介しています。
まとめ
インプラント治療の直後は、硬いものや辛いものなどの刺激物を摂取すると身体に悪影響を及ぼします。
そのため、治療直後はおかゆやスープなど歯の力を使わずに済むものを食べることがおすすめです。
また、栄養が不足しやすくなるので、ビタミンやアミノ酸などの必要な栄養分を意識的に摂取するようにしましょう。
インプラント治療を受ける歯科クリニックをどのように選べばよいかわからない方もいるかと思います。
治療後のケアや食事の方法といったインプラント治療に関するご相談や、インプラント治療の歯科クリニック選びは、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。
ナチュラルインプラントでは、インプラント治療に関するお悩みやご相談を無料で受け付け、状況に合わせた歯科クリニックをご紹介しています。
※ナチュラルインプラントへのご相談はこちらから
Natural Implant編集部
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