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2024.01.22
インプラント治療後に出血することがある?原因と対処法を解説
インプラントは、外科手術によってインプラントを埋め込む治療方法です。
そのため、インプラント治療後は手術による傷口が治っておらず、出血しやすい状態になっています。
この記事では、インプラント治療後に出血してしまう原因やその対策方法について解説します。
インプラント治療後に出血する主な原因
インプラント治療後に出血してしまった際に考えられる原因について解説します。
食いしばりや歯ぎしりなどで患部に負担がかかった
歯ぎしりや食いしばりをする癖があると、インプラント治療の患部に負担がかかってしまうことがあります。
患部に余計な負担がかかることによって出血するリスクがあります。
食いしばりや歯ぎしりは無意識的におこなってしまうことがあるので、まずは自身に歯ぎしりや食いしばりをする習慣があるかどうかを確認しましょう。
硬いものや刺激物などを食べてしまった
インプラント手術の直後は、手術による傷が残っています。
そのため、硬いものや刺激物などを食べてしまうと、患部にダメージが加わってしまい、出血してしまうことがあります。
手術後1週間ほどは柔らかい食べ物中心の食事を心がけましょう。
手術後数日以内に飲酒や長時間の入浴をした
手術後数日間は傷口が治っておらず、血流が良くなるような行動をすると出血するリスクが高くなります。
そのため、手術後数日以内に飲酒や長時間の入浴をすることは、インプラント治療後の出血の原因になりえます。
手術後数日のうちに飲み会がある場合は参加を控え、浴槽にゆっくり浸からずにシャワーで済ませるとよいでしょう。
安静が必要な期間に激しい運動をした
手術の当日や手術後数日間は安静にしていることが必要です。
また、手術後1週間程度は激しい運動によって血行がよくなることにリスクがあるので、激しい運動をすると出血のリスクがあります。
手術後数日間はウォーキングなどの軽い運動も極力避け、手術後1週間ほどはランニングやスポーツなどの激しい運動を控えましょう。
上記は目安なので、運動を再開するタイミングについては医師と相談の上で決定してください。
インプラント治療後の出血を避けるための対処法
インプラント治療後の出血を避けるための対処法を解説します。
1週間程度は安静を保つ
インプラント治療後の1週間程度は、身体的な負担を減らすために安静を保つことが必要です。
特に手術の当日はなるべく予定を入れず、可能であれば仕事や学校等を休むのが望ましいです。
激しい運動や重い荷物を持つなどの動作をせず安静にしていることで、身体に過度な負担がかからなくなり、出血のリスクを抑えることができます。
患部に負担がかからないよう食事に注意する
安静にしていても、食事の際にインプラントや患部に負担がかかってしまうケースが多くあります。
患部に負担がかかるリスクを減らすために、患部に負担がかからないような食事をすることを心がけましょう。
具体的には、麺類やスープなどの噛む力を多く必要としないメニューにするほか、いつもより食事を細かくして食べることで、患部の負担を抑えることができます。
患部に負担がかかる習慣を減らす
患部に負担がかかる歯ぎしりや食いしばりなどの習慣がある場合は、なるべく早く習慣をなくすことが求められます。
こうした習慣はインプラントや顎に長期的に負担をかけ、出血やインプラント欠損の原因になってしまいます。
日常的な歯ぎしりや食いしばりは意識的に減らすしかありませんが、夜間や就寝時の習慣は、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを装着することで減らすことができます。
治療後時間が経って出血する場合はインプラント周囲炎の可能性も
治療後時間が経ってから出血する場合は、インプラント周囲炎に感染している可能性があります。
インプラント周囲炎の特徴について解説します。
インプラント周囲炎の症状
インプラント周囲炎に感染すると、歯茎の腫れや赤み、出血、膿、違和感などの症状が発生します。
しかしインプラント周囲炎の初期症状は自覚することが難しいのが特徴です。
そのため、少しでも違和感がある場合や、歯科クリニックに行ってから時間が空いている場合は、歯科クリニックで検査や検診を受けるとよいでしょう。
インプラント周囲炎の原因
インプラント周囲炎の主な原因は、口内、特にインプラント周辺に歯周病菌が増殖することです。
歯を適切に磨けていない、喫煙の習慣があるなどの理由で、多くの場合において口内が不衛生な状態になっています。
また、免疫力が低下しているとインプラント周囲炎に感染するリスクが高くなるほか、糖尿病の方は手術後に傷口が治りづらく、インプラント周囲炎になりやすいです。
インプラント周囲炎になったときの対処法
インプラント周囲炎に感染している場合は、まずは歯科クリニックを受診することが必要です。
口内の衛生状態の確認や洗浄をした上で、必要があれば抗生物質を使っての治療がおこなわれます。
また、症状が進行している場合はインプラントを撤去しなければならないケースもあるので、早めに対処することが重要になります。
インプラント治療後の出血を避けるために重要なこと
インプラント治療後の出血を避けるために重要なことを解説します。
医師の説明を受ける
インプラント治療に関するリスク等で不安な点がある方は、不安を極力解消してから手術に臨むことが望ましいです。
そのため、不安・不明な点に関してはまず担当する医師の説明を受けることで、安心して治療に臨むことができます。
また、インプラント手術後の出血のリスクを最小限に抑えるためには、正しいアフターケア方法や食事などを知っておくことが重要です。
あらかじめ医師に質問してこうした情報を集めておくことで、出血等のリスクを減らすことにつながります。
歯科クリニックの定期検診に通う
インプラント治療は、手術後もインプラントが定着するかどうかなどインプラントの状態が重要になるので、常にインプラントの状態を理解しておくことが必要になります。
そのため、手術後も定期的に歯科クリニックの検診を受け、問題点がないかを確認しましょう。
定期的に検診を受けることでインプラントの状態や炎症の有無等を確認し、もし問題があった場合に速やかに対処できる可能性が高くなります。
適切な歯科クリニックを選ぶ
インプラント治療は高度な技術を要するので、適切な歯科クリニックを選ぶことが重要です。
経験豊富な歯科医師や最新の設備を備えたクリニックで治療を受けることで、出血や感染症等のリスクを減少させることができます。
また、治療後のフォローアップ体制や緊急時の対応についても確認し、安心して治療を受けることができる環境を選びましょう。
インプラント治療を受ける歯科クリニック選びは、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。
ナチュラルインプラントはインプラント治療後の出血に関する情報や、インプラント治療を受ける歯科クリニックの選び方についての情報を提供し、最適な歯科クリニックをご紹介しています。
まとめ
インプラント手術の後は傷ついた状態になっており、傷が治るまでは出血するリスクが高くなります。
そのため、手術後1週間ほどは安静を心がけ、柔らかく食べやすい食事をし、運動や飲酒、長時間の入浴など血行を良化させる行動は控えましょう。
インプラント治療を受ける際は、医師や設備が揃った歯科クリニックを選び、インプラント治療を受ける前に出血のリスクや期間等について医師の説明を受けることが重要です。
インプラント治療を受ける歯科クリニック選びは、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。
ナチュラルインプラントはインプラント治療後の出血に関する情報や、インプラント治療を受ける歯科クリニックの選び方についての情報を提供し、最適な歯科クリニックをご紹介しています。
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