インプラントのデメリット・リスク
インプラントの基礎知識
インプラント治療を受ける前に知っておきたいこと
2023.11.10
前歯のインプラントで歯茎が下がる?原因やリスクを減らす方法を解説
インプラント治療は、比較的見た目を維持したまま歯の治療ができる方法として知られています。
しかし、特に前歯をインプラントにすると歯茎が下がると聞いたことがある方もいるかと思います。
前歯をインプラントにすることで直接歯茎が下がるわけではありませんが、装着後のケアの方法や口内の状態によっては歯茎が下がるなどのリスクがあります。
この記事では、前歯にインプラントを付けた際に歯茎が下がるといわれる主な要因やインプラントの状態を保つための方法について解説します。
前歯のインプラント治療をすると歯茎が下がるのか
前歯のインプラント治療をすると歯茎が下がるといわれる原因として考えられることを解説します。
歯ぎしりや食いしばりの習慣が強い
歯ぎしりや食いしばりの習慣があると、無意識に上下の歯を噛み締めているので、歯や歯茎に日常的に負担がかかっている状態になります。
前歯のインプラント治療後に歯ぎしりや食いしばりを続けていると、歯茎が下がる原因になります。
歯ぎしりや食いしばりの習慣を意識的に減らすほか、ナイトガードと呼ばれるマウスピースを夜間に装着することで寝ている間に上顎と下顎が接触するのを避け、顎や歯茎の負担を減らすことができます。
歯や口内の衛生状態が悪い
うまく歯が磨けていないなどの理由で歯や口内の衛生状態が悪化していると、歯茎に炎症が起こりやすくなります。
歯茎が炎症を引き起こすと歯茎が下がることにもつながり、インプラントのメリットの1つである審美性が損なわれてしまいます。
また、炎症が広がるとインプラント周囲炎に感染するリスクが高まります。
インプラント周囲炎はインプラントの早期脱落につながるおそれがあるので、日々の歯磨きを徹底してインプラントや口内の衛生状況を保ちましょう。
治療後も喫煙を続けている
インプラント治療後も喫煙を続けていると、口内の血流が悪くなり、口内の衛生状態が悪くなります。
そのため、インプラント周囲炎や歯周病などのリスクが高まります。
また、喫煙は歯茎は口内だけでなく全身の血流を悪化させるので、免疫力が低下し、全身的な疾患への抵抗力が弱くなってしまいます。
歯茎にかかる負担が強い
歯茎や顎にかかる負担が強ければ、それだけ歯茎が下がるリスクが高くなります。
硬いものや辛いものなど、刺激物ばかりを好んで食べている場合は、気づかないうちに歯茎にかかる負担が強くなっていることがあります。
また、良かれと思ってしている歯磨きの力の入れ加減を間違えており、歯磨きに力を入れすぎて歯茎に負担がかかっているというケースも考えられます。
日常の習慣が歯茎を下げる要因になっていることがあるので、心当たりがある方は一度日常習慣を見直してみるとよいです。
歯茎が下がるとどうなるのか
実際に歯茎が下がるとどのような影響があるのかについて解説します。
見た目が悪くなる
歯茎が下がる、すり減って痩せるなどによって、インプラントの金属部分が表面に露出してしまうことがあります。
インプラントの金属部分は基本的に外から見えず、天然歯のように見えることがメリットの1つであるため、金属部分が露出するとインプラントのメリットの1つが損なわれることになってしまいます。
特に前歯をインプラントで治療した場合は目立ちやすいので、大きく口を開けて笑うことを躊躇いやすくなってしまうなどのリスクも考えられます。
噛み合わせが変わる
インプラントは歯茎が下がっていない状態のときを考慮して作られているので、隣接する天然の歯の歯茎が下がることで歯の位置が変化すると、噛み合わせが変化してしまうことが考えられます。
噛み合わせが元の状態から変化するとインプラントの大きな魅力である安定感が損なわれ、違和感が生じやすくなってしまいます。
インプラントの安定感が欠けるとインプラントの早期脱落につながることもあるので注意が必要です。
感染症のリスクが高まる
歯茎が下がる場合、歯茎に炎症が発生したことが原因になっていることがあります。
そのため、歯茎が下がっている状態では歯周病やインプラント周囲炎などの感染症のリスクが高くなります。
インプラント周囲炎などの感染症が悪化すると、他の歯の健康が損なわれ、インプラントを撤去する必要が生じるおそれもあるので、早期の対応が重要になります。
歯茎が下がるリスクを減らすための方法
歯茎が下がるというリスクを減らすための方法を解説します。
正しく歯を磨く
歯茎や口内の衛生状態を保つために歯磨きはもちろん重要ですが、歯茎が下がる原因の1つには、歯への過度な圧力や刺激があるので適切な方法で磨くということがポイントになります。
治療を受ける際や定期検診に通う際など、歯科医師からのブラッシング指導を受けて正しい歯ブラシの使い方や歯磨き粉の選び方を学び、その方法を実践することで、歯茎の負担を減らすことができ、歯茎が下がるリスクを緩和することができます。
バランスの良い食事をとる
栄養バランスの良い食事は、歯茎の健康をサポートします。
特にビタミンCやビタミンEなどの抗酸化物質、カルシウム、マグネシウムなどの栄養素は、歯茎の組織を健康に保つのに重要です。
新鮮な野菜や果物、魚類、乳製品などをバランスよく摂取しましょう。
また、適切な噛み合わせを保つためにも、食べ物から栄養を摂取することが重要です。
喫煙や食いしばりなどの習慣を意識的に減らす
喫煙や食いしばりなどの習慣は、歯茎の血行を悪化させ、歯茎に過度の圧力をかけることにつながります。
喫煙の習慣は口内の免疫力を低下させ、歯茎やその周辺の組織を傷つけるおそれがあります。
また、食いしばりや歯ぎしりは、歯茎が下がる原因の1つであり、歯の脱落のリスクを高めます。
これらの習慣を減らすためには、意識してストレスの管理や生活習慣を整えるなどの対処法が効果的です。
定期検診とメンテナンスに通う
インプラント治療後は、年に3〜4回ほど定期検診とメンテナンスに通うことで歯茎や口内、インプラントの状態をチェックしましょう。
特に歯茎が下がるという症状が現れる前の初期段階では自覚症状が見られることが少ないので、定期検診でトラブルを早期に発見し、対応することが重要になります。
インプラント治療を受ける場合、歯茎が下がるなどのリスクを考慮すると、通いやすく保証やアフターケアが充実している歯科クリニックを選ぶことが重要になります。
インプラント治療を受ける歯科クリニック選びは、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。
ナチュラルインプラントでは、歯茎が下がるなどのインプラント治療に関連するトラブルに関するご相談や、インプラント治療を受ける歯科クリニック選びなど、インプラント治療に関するご相談を無料で受け付けています。
インプラント治療を受ける歯科クリニック選びでお悩みの方は、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。
まとめ
前歯のインプラントをすると歯茎が下がるといわれることがありますが、インプラントを装着して歯茎が下がる原因には、食いしばりや歯ぎしり、歯や口内の衛生状態の悪さなどが挙げられます。
インプラント治療後も適切な食事を摂り、喫煙を控え、歯ぎしりや食いしばりを控えるなどの対策をすることで、歯茎が下がるリスクを抑えることができます。
ナチュラルインプラントでは、歯茎が下がるなどのインプラント治療に関連するトラブルに関するご相談や、インプラント治療を受ける歯科クリニック選びなど、インプラント治療に関するご相談を無料で受け付けています。
ナチュラルインプラントではインプラント治療や歯科クリニック選びに関するご相談を無料で受け付けています。
※ナチュラルインプラントへのご相談はこちらから
Natural Implant編集部
ナチュラルインプラントは、治療のご相談から歯科診療所のご紹介、手術後のメンテナンスのサポートまで一貫しておこない、お客様の状態に合った適切なインプラント治療を安心・安全に提供いたします。お気軽にご相談ください。
ナチュラルインプラントは安心・安全なインプラント治療を受けられるようにサポートいたします(ご相談も治療サポートサービスもすべて無料でご提供※)
ナチュラルインプラントは、インプラント治療をご相談から手術、術後のメンテナンスまでワンストップでご提供しております。 インプラント治療に重要と考える5つの提携基準をもとに選定した確かな技術をもった歯科診療所が治療を行います。 提携している歯科診療所にはインプラントの専門医が在籍しており、お客様が安心して治療を受けられるように常に連携を図って良い治療の実現を目指し取り組んでおります。 インプラント治療は皆様の生活を豊かにすることができる治療ですが、メリットもあればデメリットも存在します。良い情報だけを信じて治療してしまうと後悔してしまう場合もあります。 そのため、ナチュラルインプラントではインプラント治療の正しい知識を専門家監修の記事として配信しております。 また、ナチュラルインプラントではオンライン無料相談を実施しています。 相談時に専属歯科医師・当社ファシリテーターと直接お話しして頂き、お客様にあったインプラント治療をご提案させて頂きます。 インプラント治療に関するご質問や不安、お悩みなどがありましたら、まずはお気軽にご相談ください。(※ インプラント治療を行った場合は、治療費用は歯科診療所に直接お支払頂きます。)