インプラントのデメリット・リスク
インプラントの基礎知識
2024.01.22
インプラント治療後は傷口が開く?抜歯後の注意点を解説
インプラントを骨に埋め込む手術の直後は、インプラントを骨に定着させるために歯茎を縫合している期間があります。
この時期の口内の状態を良好にしておくことは重要であり、手術による傷口が開いてしまうとさまざまなリスクが生じます。
この記事では、インプラント手術直後の口内の状態や傷口が開かないようにするためのポイントについて解説します。
インプラント治療後の口内の状態
インプラント手術を終えた後は、インプラントと骨を結合させるために歯茎を縫合している状態であり、一定期間を経て抜糸します。
インプラント治療後の口内の状態について解説します。
縫合が必要な理由
インプラントの手術では、インプラントの土台部分を埋め込む際、顎の骨が直接見えるように一度歯茎を切開します。
歯茎をそのままの状態にしておくと歯茎から細菌が入り込んで感染症等のリスクがあるので、こうしたトラブルを避けるために縫合して歯茎やインプラントを保護するのです。
縫合した歯茎は、時間とともに傷口が治り、歯茎同士がくっついて元通りになるようになっています。
抜糸するまでの期間
縫合の後、歯茎の傷口の回復やインプラントとの結合のために一定の期間糸を入れた状態で待つ必要があります。
手術による傷口は1週間から10日ほどで治癒するので、糸を入れている期間は10日から長くても2週間ほどです。
傷口が問題ないと判断されれば歯科クリニックで抜歯がおこなわれますが、体内に吸収される糸を用いて縫合した場合は自然に糸がなくなるので抜歯をおこなう必要がありません。
インプラント治療後に傷口が開くことによるリスク
インプラント治療後に傷口が開くことによるリスクを解説します。
出血や腫れが生じる
インプラント手術後に傷口が開いてしまうと、傷口からの出血や腫れなどのリスクが発生します。
特に傷口が正しく閉じられていない場合は、血管や周辺組織が刺激されて出血量が増加してしまうことがあります。
また、傷口がなかなか治らないと周辺組織が適切に癒着せず、腫れや炎症につながることがあります。
インプラント手術後に腫れや出血が続く場合は、医師に相談してください。
感染症にかかる
傷口が開いた状態が続くと、傷口から口内に細菌が侵入するリスクがそれだけ高くなり、感染症にかかるリスクが高まります。
感染症になることでさらに痛みや腫れなどが生じるリスクがあるほか、傷口が治りにくくなり、インプラント治療全体の期間が伸びてしまうことも考えられます。
感染症を予防するためには、医師の指導に従った上で衛生管理を徹底することが重要です。
抜糸までの期間の注意点やポイント
インプラント手術から抜歯までの期間、傷口を広げないために注意するべきことをご紹介します。
糸に触れないようにする
手術後に傷口は糸で縫合されており、傷口の回復を助ける役割を果たしています。
傷口周辺の糸に触れてしまうと、糸がほどけたり傷口が開いたりするリスクがあります。
自発的に糸に触れないようにするのはもちろん、食事や歯磨きなどの際にも注意をしましょう。
患部への刺激を極力抑える
傷口周辺に大きな刺激が加わると、傷口の回復やインプラントの安定に影響を及ぼすおそれがあります。
特に歯ぎしりや食いしばりなど、患部に直接負担がかかるような習慣を抑えることが重要です。
歯ぎしりや食いしばりの習慣はマウスピースをつけるなどして意識的に減らすほか、人とぶつかるなどして外的な衝撃が加わらないように注意しましょう。
飲酒や喫煙を控える
飲酒をするとアルコールによって血流が良くなり、傷口から出血するリスクが高まります。
また、喫煙をすると口内の衛生状態を良好に保つことが難しく、傷口の回復を遅らせるおそれがあります。
そのため、特に抜歯までの期間は飲酒や喫煙を最小限に控えましょう。
長時間の入浴や激しい運動を控える
長時間の入浴や激しい運動は飲酒と同様に体内の血流を良くするので、傷口から出血するリスクが高まります。
抜歯までの期間は長時間の入浴の代わりにシャワーで済ませるなどし、極力安静を保ちましょう。
特に手術から時間が経たないうちはウォーキングなどの軽い運動も極力避け、手術当日は仕事を極力休んで安静にしていることが求められます。
抜歯後の注意点やポイント
抜歯が終わった時点では、インプラントが骨と完全に結合しているわけではありません。
抜歯後の注意点やポイントを解説します。
正しい磨き方で歯を磨く
抜歯後も口内の衛生状態を保っていることが求められます。
正しい歯の磨き方を学び、日々の歯磨きを徹底しましょう。
歯の磨き方は歯科クリニックの検診などで医師が指導してくれるので、口内の状態を確認する意味でも定期検診に行くことも重要です。
痛いなどの問題があれば歯科クリニックに相談する
手術した箇所が痛む、頻繁に出血してしまうなどの問題点がある場合は、放置せずに歯科クリニックに相談してください。
自身で解決しようと思って口を広げて患部を確認したり、いじったりするとさらに状況が悪化するおそれがあり得策ではありません。
手術後に痛むなどの問題に速やかに対処してくれる歯科クリニックをお探しの方は、ぜひナチュラルインプラントをご利用ください。
ナチュラルインプラントは歯科クリニックの選び方などインプラント治療に関するご相談を無料で受け付けています。
まとめ
インプラント治療では、顎の骨にインプラントの土台を埋めるために手術をおこないます。
手術の際にできる傷口は1週間から10日程度で治りますが、傷口が開いてしまうと出血や腫れ、感染症などのリスクが発生します。
そのため、患部を刺激する行動や食事を避け、傷が治るまでは飲酒や長風呂など血行をよくする行動を取らないようにすることが重要です。
手術後に痛むなどの問題に速やかに対処してくれる歯科クリニックをお探しの方は、ぜひナチュラルインプラントをご利用ください。
ナチュラルインプラントは歯科クリニックの選び方などインプラント治療に関するご相談を無料で受け付けています。
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Natural Implant編集部
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