インプラント治療の手術後に仕事はできる？手術後の経過を解説

インプラント治療を受けたいと思っている社会人の方には、インプラントの手術が仕事に影響するのではと思う方もいるかと思います。

インプラント治療では手術や検診などで定期的に歯科クリニックに通うことになりますが、連続して何日も仕事ができないということは基本的にありません。

この記事では、インプラントの手術後に仕事ができるかや、インプラント手術後の経過について解説します。

インプラント手術当日の仕事は休む方がよい

インプラント手術を受けた当日は、よほどのことが無ければ仕事を休むのがベターです。
インプラント手術当日の状態や仕事に行くリスクについて解説します。

インプラント手術は時間がかかる

インプラントの手術は土台となるインプラント体を顎の骨に埋め込んで固定するものであり、手術は30分～2時間ほどかかります。

治療する歯が多い場合や治療内容が複雑な場合はそれだけ手術の時間は長くなるので、肉体的・精神的な疲労も大きくなります。

また、手術当日は麻酔をしているので、特に車の運転は危険です。
こうした背景から、インプラント手術の当日はできれば仕事を休むようにしましょう。

手術後は腫れや痛みのリスクがある

インプラント治療における外科手術では、顎の骨に穴を開けるなどするので手術後は傷口ができて腫れや痛みを伴うことがあります。

こうした痛みは特に問題がなければ2、3日程度で緩和されますが、当日麻酔が切れた後は特に痛むおそれがあります。

そのため、大事を取るという意味でも当日は仕事を休むことがベターです。

手術後は安静が必要

インプラント手術後数日間、特に当日は安静が必要になります。

激しい運動はもちろん、ジョギングやウォーキングなどの軽い運動も手術後数日間はなるべく避けましょう。
そのため、徒歩での移動などを含め運動を伴う仕事は特にしない方が身体的な負担が少なくなります。

また、自宅でのリモートワークなど運動を必要としないデスクワークなどであれば、体調に問題がなければ身体的な負担によるリスクは高くないでしょう。

インプラント手術直後に注意すること

インプラント手術を終えた直後の時期に注意するべきことをご紹介します。

刺激の多い食べ物を避ける

インプラント治療の直後は、硬いものや辛いものなど、刺激の大きい食事は歯や顎への負担が大きくなるので、なるべく避けましょう。

特に辛いものは体内の血流を促進してしまうので注意が必要です。
手術の当日や数日間は、スープやおかゆ、麺類など、歯や顎への負担が少ない食事を心がけてください。

また、傷口がない部分の歯で噛む、普段よりもよく煮込む、普段よりも小さくきるなど、日々の食事に少し工夫を加えることで歯や顎への負担を減らすことができます。

長時間の入浴を控える

長時間の入浴によって体が温まると、血行が促進されてしまいます。
インプラント手術の直後に血行が促進されると、傷口からの出血や腫れなどのリスクがあるので、手術後数日間は長時間の入浴を控えましょう。

特に手術当日は、極力入浴を避け、シャワーで体を洗い流す程度にとどめるのがようにしましょう。

歯磨きの方法

歯磨きは傷口に歯ブラシが当たらないように十分注意して優しく行いましょう。
口内を清潔に保つことが大切ですので、その他の歯については通常通りに歯磨きを行いましょう。

飲酒を控える

アルコールを摂取すると入浴などと同様に血行が促進されるので、出血や腫れのリスクが高くなります。
手術後数日間は飲み会には行かず、アルコールの摂取も控えましょう。

また、炭酸飲料や極端に熱い飲み物、冷たい飲み物は歯や顎への負担が大きいので、アルコール類と同様になるべく避けてください。

手術から日が経っても体調が悪ければ仕事を休んで歯科クリニックへ

手術から1週間以上経っても歯や口内が痛む、体調が悪い状態が続くなどの問題があれば、無理せず仕事を休んで歯科クリニックに相談してください。

インプラント手術の痛みは長くても1週間程度でなくなりますが、それ以上痛みが続く場合は何らかのトラブルが発生していることが考えられます。

トラブルが発生している場合は早期の対応が重要になるので、歯科クリニックで診断を受け、適宜治療をおこなってください。

万が一何らかのトラブルがあっても安心してインプラント治療を受けたいという方は、歯科クリニック選びが重要になります。

インプラント治療を受ける歯科クリニック選びは、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。

ナチュラルインプラントでは、インプラントの手術後の経過や注意点など、インプラント治療や歯科クリニック選びに関するご相談を無料で受け付けています。

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インプラント手術後に長期的に注意すること

インプラント手術後、長期的に注意するべきことについてご紹介します。

喫煙を控える

インプラント治療後は、インプラントをうまく定着させるためにできるだけ喫煙を控えることが重要です。

喫煙の習慣によって口内の血行が悪化し、免疫力が低下するため、インプラント治療からの回復を妨げる要因となります。

また、喫煙によって口内の衛生状況が悪化すると口内に細菌が溜まり、インプラント周囲炎などの感染症のリスクが増加します。
喫煙を極力控えることで、インプラントを長く利用できる可能性が高まります。

定期検診とメンテナンスに通う

インプラント手術後は、歯科クリニックが提供する定期検診に通い、定期的に歯や口内の状態を確認しましょう。

年に3〜4回ほど定期検診に通うことで、口内の病気やトラブル等を早期に発見し対応することができます。

また、定期検診とあわせてメンテナンスを受けることでインプラントが正しく使用できているかを確認することが可能です。

定期検診では口内の状態確認だけでなく、クリーニングやブラッシングの指導なども受けられるので、通うことがインプラントの寿命を伸ばすことにつながります。

日々の歯磨きを徹底する

適切な歯磨きは、インプラント周囲の歯ぐきや組織の健康を保つために重要です。
柔らかい歯ブラシと適切な歯磨き剤を使用し、優しく歯や歯ぐきを磨いてください。

また、インプラント周囲の歯と歯ぐきの間のプラークや食物の残りは、フロスや歯間ブラシを使って除去しましょう。

日々の歯磨きを欠かさず行うことで、インプラントの寿命と周囲組織の健康を保つことができます。

まとめ

インプラント手術は時間がかかることに加え、身体的な負担が大きいので、手術当日はできるだけ会社を休んで安静にしていることが理想です。

インプラント手術から数日間は傷口が治っていない状態であり、血行を促進すると出血や腫れなどのリスクを引き起こします。

そのため、手術当日は安静にした上で、手術後数日間は長時間の入浴や激しい運動、アルコール類の摂取など、血行をよくする行動を避けてください。

また、インプラントがうまく定着するように歯や顎への負担をなるべく避け、硬いものを食べるなど歯や顎の負担になる行動は避けましょう。

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