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2023.08.16

インプラント周囲炎は放置しても治らない!予防や対応方法を解説

インプラントの歯自体はむし歯にならないので、インプラント治療後に歯や口内の健康を疎かにしてしまう人が多くいます。

しかし、インプラント治療後はインプラント周囲炎という感染症になるリスクがあります。
インプラント周囲炎は放置していると治らないどころか悪化してしまう病気で、最悪の場合はインプラントを撤去しなければならないおそれがあります。

この記事では、インプラント周囲炎の主な原因や治らない場合の対応方法について解説します。

インプラント周囲炎とは

インプラント周囲炎とは、インプラントを埋め込んだ周辺の部分が細菌などによって炎症を起こす感染症の一種です。

日頃のケアやメンテナンス不足などによって細菌がインプラント周辺に溜まってしまうことが主な原因です。

また、一度感染すると自然に治癒することがないので、治療が必要になります。

歯周病との違い

インプラント周囲炎は、症状が歯周病に近い特徴がありますが、進行速度や重症化のリスクという観点で歯周病と大きく異なります。

天然の歯には歯根膜という組織があり、この歯根膜が細菌の侵入を防ぎ免疫力を高める役割を果たしています。

しかし、インプラントの歯には歯根膜が存在せず、天然の歯と比べて細菌が集まりやすいため、進行速度が速く重症化しやすくなっています。

自覚症状なく進行することがある

インプラント周囲炎は、初期段階で症状に気づくことが難しく、本人の自覚がないまま症状が進行するおそれがあります。

歯周病は初期症状の段階でもちょっとした刺激で出血しやすくなるなどの初期症状がみられますが、インプラント周囲炎はこうした兆候がみえにくいです。
そのため、気づいたときには症状が進行している危険性があります。

放置するとより悪化する

インプラント周囲炎は、初期の段階で自覚症状がないから放置して大丈夫だということはありません。

インプラント周囲炎は自然には治らないので、放置していると次第に症状が悪化してしまいます。

悪化すると歯茎から膿が出て口臭が発生し、さらに重症化すると歯茎が痩せ、インプラントが露出してしまうことがあります。
そのため、インプラント周囲炎はできるだけ初期の段階で発見し対応することが重要です。

インプラント周囲炎の主な原因

インプラント周囲炎に感染してしまう主な原因を解説します。

日頃のケアの不足

インプラント周囲炎は、インプラントの周囲に細菌が溜まることで発症するので、歯磨きなど日頃のケアを怠ると感染の原因になります。

毎食後に歯磨きをおこなうだけでなく、歯科クリニックで歯石やプラークをクリーニングしてもらうことで、口内をより清潔に保つことができます。

喫煙の習慣

喫煙をすると体内の血流が悪化してしまいます。
結秋が悪化すると細胞に酸素や栄養が十分に行き渡らなくなってしまい、口内の免疫力や抵抗力を低下させてしまいます。
そのため、インプラント治療後は特に、喫煙の習慣を控えることが口内の健康にとって重要です。

糖尿病などの全身疾患

糖尿病などの全身疾患を持っている場合、インプラント周囲炎に感染するリスクが高くなります。
こうした疾患は免疫機能を低下させ、口内の細菌に対する抵抗力を弱めてしまうことが主な原因です。

また、全身疾患を持っている場合、インプラント治療後の骨の結合に悪影響を及ぼす危険性があり、インプラント治療自体を控えるケースも多くあります。

インプラント周囲炎が治らない場合

インプラント周囲炎が治らない場合は、歯科クリニックに相談するのが一般的です。
症状の程度に応じた歯科クリニックでの治療の流れを解説します。

プラークや歯石の除去

インプラント周囲炎が初期段階の場合は、まずプラークや歯石の除去で対応します。

また、歯磨きを適切にできているかのチェックを歯科医から受け、磨けていない部分があれば指導してもらう場合があります。

消毒洗浄や抗菌療法

インプラント周囲炎の症状が進行している場合は、消毒洗浄や抗菌療法が必要になります。
インプラントと歯肉の間に薬剤を入れて洗浄するほか、抗生物質を投与するケースもあります。

悪化している場合はインプラントの除去がやむを得ない場合も

インプラント周囲炎の症状が悪化している場合は、外科手術による処置が必要になります。

最悪の場合はインプラントを撤去しなければならないことがあります。
そのため、症状が悪化する前に歯科クリニックを受診することが重要です。

インプラント周囲炎に関するご相談はナチュラルインプラントへ

インプラント治療やインプラント周囲炎に関するご相談は、ナチュラルインプラントへお問い合わせください。

ナチュラルインプラントでは、インプラント治療に関するお悩みやご相談を無料で受け付け、状況に合わせた歯科クリニックをご紹介しています。

インプラント周囲炎を防止するためのポイント

インプラント周囲炎は感染してしまうと自然には治らないので、感染しないように対策することが重要です。
インプラント周囲炎に感染することを防止するためのポイントについて解説します。

毎食後の歯磨きを徹底する

インプラント周囲炎は、インプラントの周辺に汚れが溜まることで発症します。
そのため、感染を防ぐには毎食後の歯磨きを徹底することが重要です。

外出時にも歯ブラシを携帯し、外食後や外出時の昼食後などもできるだけ歯を磨くようにしましょう。

また、通常の歯ブラシでは届かない場所にある汚れを処理するために、デンタルフロスや歯間ブラシの活用が効果的です。

定期的に歯科検診を受診する

インプラント周囲炎は、初期症状がみえにくく、自覚することが難しいため、定期的に歯科クリニックを受診することが重要です。

歯科クリニックを定期的に受診することで、歯や口内のクリーニングができるほか、インプラント周囲炎の早期発見・対応につなげることができます。

インプラント治療後は1年に3〜4回ほど定期検診を受診することが一般的なので、最低限3〜4ヶ月に1回のペースで歯科クリニックを受診し、健康状態を確認しましょう。

歯ぎしりや食いしばりを控える

歯ぎしりや食いしばりは、歯や顎の骨に大きな負担をかけてしまうもので、インプラント周辺の組織を傷つけてしまう危険性があります。

インプラント周辺の組織が損傷するとインプラント周囲炎のリスクが高まるので、習慣的な歯ぎしりや食いしばりは意識的に控えるようにしましょう。

また、睡眠時無意識に歯ぎしりや食いしばりをしているケースがあるので、その場合は睡眠時にナイトガードと呼ばれるマウスピースを利用すると歯ぎしりや食いしばりを抑制することができます。

まとめ

インプラント周囲炎は感染してしまうと自然には治らないので、歯科クリニックでの対処が必要になります。
そのため、感染しないことや感染しても早期に対応することが重要です。

インプラント周囲炎の原因は歯磨きの不足や喫煙、歯ぎしりなどがあるので、毎食後の歯磨きを徹底し、喫煙や歯ぎしりの習慣を極力減らすようにしましょう。

また、インプラント周囲炎を早期に発見・対応するために、定期的に歯科クリニックを受診して歯や口内の健康状態をチェックしましょう。

インプラント治療やインプラント周囲炎に関するご相談は、ナチュラルインプラントへお問い合わせください。

ナチュラルインプラントでは、インプラント治療に関するお悩みやご相談を無料で受け付け、状況に合わせた歯科クリニックをご紹介しています。

※ナチュラルインプラントへのご相談はこちらから

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