全部の歯をインプラントにするとどうなる？治療方法やメリットを解説

事故や病気などで多くの歯を失ってしまった場合、他の歯を支えにして治療するインプラントは治療が難しいことがあります。

インプラントは歯が1本も残っていなくても治療できるため、残っている歯が少ない場合は、全部の歯をインプラントにする選択肢があります。

この記事では、全部の歯をインプラントにする際にする方法やそのメリットについて解説します。

全部の歯をインプラントにするケース

全部の歯をインプラントにするのが有効なケースについてご紹介します。

加齢などで残っている歯が少ない

歳を重ねて残っている歯の数が少なくなると、治療の選択肢が狭くなってしまいます。

入れ歯やブリッジは周囲の歯を支えにして歯を治療するので、支えにする歯もなくなってしまった場合、治療できないことがあります。

インプラントは残っている歯が1本もなくても治療をすることができるので、残っている歯の数が少ない方にとって有効な選択肢になるでしょう。

歯周病で歯を失ってしまった

歯周病で歯や口内の病気によって歯を失ってしまった場合、全部の歯をインプラントにする方法が有効です。

全部の歯をインプラントにするにあたって、先に歯周病などの病気を治療し、問題のある歯は抜歯するので、インプラント治療完了後の口内は健康になります。

また、インプラントは入れ歯など他の治療方法に比べて周囲の歯への負担が少ないので、インプラント治療後も長期的に口内の健康を維持しやすいというメリットがあります。

使っている総入れ歯が合わない

何らかの理由で多くの歯を失ってしまい、既に総入れ歯を使っている方もいるかと思います。

しかし、総入れ歯は取り扱いが面倒、歯の間にものが挟まりやすいなどの欠点があり、万能ではありません。

使っている総入れ歯の使用感がよくない、総入れ歯以外の治療方法を選択したい方には、全部の歯をインプラントにする方法がおすすめです。

全部の歯をインプラントにする方法

全部の歯をインプラントにする場合、オールオン4という治療方法が一般的です。
その他の選択肢を含め、全部の歯をインプラントにするための治療方法とその特徴について解説します。

オールオン4

オールオン4は、インプラントを4〜6本だけ埋め込んで全部の歯を固定する治療方法で、全部の歯をインプラントにする際の一般的な治療方法です。

全部の歯をそのままインプラントにするケースと比較すると、取り付けるインプラントの数が圧倒的に少ないので治療費を抑えることができます。

また、即日にインプラントを埋め込み仮歯を取り付けるので、見た目が変化する心配がないほか、柔らかいものであれば手術当日でも食べられるのがメリットです。

インプラントを埋める角度を調整することで安定するようになっており、手術が難しいので、オールオン4ができる歯科クリニックは限られています。

インプラント・オーバーデンチャー

インプラント・オーバーデンチャーは、残っている歯やインプラントを入れ歯で覆い被せる治療方法です。

構造は総入れ歯に近いですが、残っている歯やインプラントを支えにしてものを噛むので、より強い力で噛むことができます。

入れ歯よりも安定感があるので、装着時の違和感が少なく、手入れが簡単なところがメリットです。

全部の歯をインプラントにしたい方はナチュラルインプラントへ

全部の歯をインプラントにしたい方は、ナチュラルインプラントへご相談ください。
ナチュラルインプラントでは、全部の歯をインプラントにする高い技術を持つ歯科クリニックを紹介しています。

そのほかインプラント治療に関するご相談も無料で受け付けているので、お気軽にお問い合わせください。
※ナチュラルインプラントへのご相談はこちらから

全部の歯をインプラントにするメリット

全部の歯をインプラントにすることで得られるメリットをご紹介します。

自然に近い状態で噛むことができる

インプラントは入れ歯などに比べてしっかりと固定されることが特徴なので、より強く、自然の歯に近い状態で物を噛むことができます。

しっかりと噛む力を取り戻すと食べられるものの範囲が広くなり、栄養を摂取しやすくなるので健康の維持に貢献してくれます。

また、好きなものを食べられるようになるので精神的な健康にもプラスの影響を与えてくれるでしょう。

見た目や感覚の違和感が少ない

入れ歯などの治療方法では、歯を固定する部分が外から見えてしまったり、噛んでいるときに違和感があることがあります。

一方でインプラントは、土台部分を顎の骨に埋め込んでいることから、外から土台部分が見えることがほとんどありません。

また、固定のされ方が強いので、インプラントとの間に食べ物が挟まるなどの違和感が生じることが少ないです。
そのため、見た目や感覚の違和感を少なくして日常生活を送ることができます。

顎の骨が痩せていくのを防ぐ

入れ歯を使っていると、歯のない部分の顎の骨が少しずつ痩せていってしまいます。

顎の骨が痩せると噛む力が衰え、食べられるものの選択肢が狭まってしまうのに加え、コミュニケーションを取るのが難しくなってしまいます。

インプラントを埋め込むことで、顎の骨が痩せるのを防ぐことができます。

1本あたりにかかる治療費を抑えられる

通常のインプラントは歯1本に対してインプラントを1つ取り付けるので、全部の歯を治療しようとすると歯の本数分だけ治療費がかかってしまいます。

オールオン4を選択するなどしてインプラントの本数を減らすことで、1本あたりにかかる治療費を抑えることができます。

保険が効かず治療費が嵩みやすいインプラント治療において、1本あたりの治療費を抑えられるのはメリットが大きいです。

全部の歯をインプラントにする際の注意点

全部の歯をインプラントにする際の注意点をご紹介します。

保険が適用されない

入れ歯は材質によっては保険の適用対象ですが、インプラントは保険が適用されません。

加えて、外科手術をおこなうので、他の治療方法と比べるとどうしても治療費が高額になってしまいます。
そのため、手術が万が一うまくいかない場合や早期にインプラントが脱落してしまう場合に備えて、保証を受け付けている歯科クリニックを選ぶとよいでしょう。

保証の対象や期間は歯科クリニックによって異なるので、治療を受ける前に確認しておきましょう。

自身の健康状態を確認する

インプラント治療は外科手術を伴うので、自身の健康状態が悪い場合は、健康的なリスクが高くなるおそれがあります。

例えば、糖尿病や高血糖の方がインプラント治療を受けると、細菌による感染症のリスクが高まるほか、治療後の傷が治りにくくなります。
そのため、治療前に自身の健康状態を確認した上で、治療を受けるかどうかの判断が必要です。

また、健康的なリスクを減らすため、自身の健康状態と服用している薬に関して、治療前に医師に伝えておくようにしましょう。

顎の骨が少ない場合は治療が難しいことも

インプラントは顎の骨に定着させることで固定するので、顎の骨量や骨密度が不足している場合、即座の治療が難しいことがあります。

その場合、新たに骨を追加する骨造成や、他の箇所から骨を移植する骨移植などの方法で対応することが可能です。

先に骨造成や骨移植の手術をする関係上、インプラント治療を終えるのが遅くなってしまいますが、元々の骨量が不足していても治療を受けることができます。

まとめ

残っている歯が少ない場合でも、それらを抜歯して全部の歯をインプラントにすることで対応できます。
全部の歯をインプラントにすると、噛む力を取り戻すことができ、食事やコミュニケーションを長期的に楽しみやすくなります。

一方でオールオン4という治療方法を選択して埋め込むインプラントの数を減らしたとしても、入れ歯などに比べると治療費が高くなってしまいます。

また、少ないインプラントで多くの歯を支えることになるため、インプラント治療で考えられるリスクを最小限に抑えることが必要です。

そのため治療の技術や経験などを十分に持ち、オールオン4を熟知している歯科クリニックで進めることが重要になります。

全部の歯をインプラントにしたい方は、ナチュラルインプラントへご相談ください。
ナチュラルインプラントでは、全部の歯をインプラントにする高い技術を持つ歯科クリニックを紹介しています。

そのほかインプラント治療に関するご相談も無料で受け付けているので、お気軽にお問い合わせください。
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