インプラントにはデメリットがある？メリットと併せて解説

インプラント治療は、歯の機能を自然に近い状態に戻す方法として多くの人に利用されています。

インプラント治療には多くのメリットがありますが、デメリットになりうる点も存在します。
治療を検討している方は、メリットを見るだけでなく、あらかじめデメリットや注意点についても知っておくことが重要です。

この記事では、インプラント治療のデメリットとメリットについて詳しく解説しています。

インプラント治療をする上でデメリットになりうる点

インプラント治療をする上でデメリットになりうる点をご紹介します。

治療費が高い

インプラント治療は外科手術をおこなうのに加えて保険の適用外なので、治療費が全額自己負担になります。
そのため、入れ歯やブリッジなどの治療方法に比べて治療費が高額です。

また、基本的に治療する歯1本ごとに治療費がかかるので、複数本の歯をまとめて治療する場合はより高額になってしまいます。

インプラント治療をする場合は、費用や支払い方法についてあらかじめ歯科クリニックの説明を受けておくとよいです。

健康状態によっては治療が難しい場合がある

インプラント治療は、外科手術であることから健康状態によっては治療にリスクが伴い、最悪の場合は治療を受けられないことがあります。

例えば、インプラントはチタンという金属を使用しており、金属アレルギーの症状が出ると湿疹や口唇炎などを発症してしまうので注意が必要です。

また、心臓病や高血糖の方は手術後に感染症のリスクが高くなってしまうので、治療を受けられないことがあります。
デメリットを避けるため、治療前に自身の健康状態を把握しておくことが重要です。

インプラント周囲炎のリスクがある

歯周病菌がインプラントと歯茎の間に入ると、インプラント周囲炎という感染症にかかるおそれがあります。

インプラント周囲炎が進行するとインプラントが早期に抜け落ちてしまうリスクが高まるので、注意が必要です。
インプラント周囲炎の主な原因は、歯や口内のメンテナンス不足なので、手術後も歯や口内を清潔に保つことでリスクを減らすことができます。

治療に時間がかかる

インプラントは治療後長く利用することができますが、治療には少し時間がかかります。
具体的には、入れ歯やブリッジの治療は約1ヶ月から2ヶ月程度ほどで終わるのに対し、インプラントは平均4ヶ月から6ヶ月程度の時間が必要になります。

これはインプラント治療が他の治療方法に比べて、外科手術を行う事と、それに伴う準備やアフターケアを入念におこなう必要があるためです。

インプラント治療をするメリット

インプラントにはデメリットになりうる点もありますが、他の治療方法と比べたメリットもあります。
インプラント治療をすることで得られるメリットをご紹介します。

他の歯に負担をかけずに治療ができる

ブリッジは隣の歯を支えにし、入れ歯はバネで他の歯に固定するので、周囲の歯に負担をかけてしまいます。

一方でインプラント治療は失った歯1本ごとに治療するので、他の健康な歯に負担をかけずに治療することができます。
そのため、歯や口内全体の健康を長く保つことが比較的容易です。

他の治療方法に比べて見た目の変化が少ない

入れ歯はバネの部分が目立ち、入れ歯をしているとバレてしまうことがあります。

インプラントは金属部分を埋め込んで骨と直接結合させているため、他の治療方法に比べて見た目の変化が少ないです。
そのため、自分から言わない限り周囲の人にインプラントだと気づかれずらいです。

インプラントは、歯の見た目が気になる方にもおすすめの治療方法です。

自分の歯で噛むことができる

入れ歯は自然の歯のように噛むことができないので、食事をするのに苦労してしまうことがあります。
食べられるものが制限されてしまい、結果として栄養が偏ってしまうこともあるでしょう。

一方でインプラントは自然の歯に近い機能を取り戻すことができるので、自分の歯で噛む感覚を取り戻すことができます。
そのため、好きなものを食べられる幸福を取り戻し、食べられるものの種類が増えることで健康の増進につながるのもインプラントのメリットです。

骨が痩せるのを防ぐことができる

歯を失った状態が続くと噛む力が衰え、骨が痩せてしまいます。
ものを咀嚼することによる刺激が骨に伝わらなくなることが主な原因です。

インプラント治療は歯の部分だけでなく、歯根の部分をも取り戻すことができる治療方法なので、骨が痩せてしまうのを防ぐことができます。

インプラント治療をする際の注意点

インプラント治療をする上で気をつけるべき注意点について解説します。

インプラント治療は歯科クリニック選びが重要

インプラント治療は高い技術や治療に対応するための高額な設備が必要な治療です。
そのため、インプラント治療でデメリットを被るリスクを減らすためには、歯科医師や歯科クリニックの選び方が重要になります。

歯科医師の技術力は、インプラント治療に携わる経験年数やオペ数などを判断材料にすることができます。

また、歯科クリニックがレントゲンやCTスキャンなどインプラントに必要な設備を備えているかも判断基準になります。

こうした情報は歯科クリニックのホームページで調べるか、歯科クリニックに直接問い合わせることで確認してください。

医者選びが不安な方はナチュラルインプラントへご相談を

インプラント治療をどこの歯科クリニックで受ければよいかわからない方は、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。

ナチュラルインプラントでは、どこで治療を受けるべきかなどインプラント治療を希望する方のお悩みやご相談を無料で受け付けています。

治療前に健康状態を確認する

自身の健康状態によっては、インプラント治療によって健康的なリスクが発生するおそれがあります。

リスクを減らすため、インプラント治療を受ける前に検査や診察などを通して自身の健康状態を必ず確認しましょう。

また、服用している薬が感染症のリスクを高めるケースがあるので、服用している薬の種類を医師に伝えておくことが重要です。

治療後もケアやメンテナンスをおこなう

インプラントは、治療後にインプラント周囲炎に感染するリスクがあるので、治療後も歯や口内のメンテナンスをすることが必要です。

歯磨きや禁煙などの習慣を保ち、定期検診を受診するようにしましょう。
定期検診に通うことで、歯周病やインプラント周囲炎のリスクを減らすだけでなく、インプラントに万が一不具合が生じた場合に早期発見をすることができます。

インプラントの不具合に速やかに対応することは、インプラントを長く利用することにもつながります。

まとめ

インプラント治療は治療費が高く、健康状態によってはリスクを負うなどのデメリットがあります。

インプラント治療のデメリットを極力減らすためには、治療前に自身の健康状態を把握し、それを医師に伝えておくことが重要です。

また、インプラントを長く使うためには手術後のケアやメンテナンスをおこない、不備があった場合すぐ対応できるように定期検診を受診しましょう。

インプラント治療をどこの歯科クリニックで受ければよいかわからない方は、ぜひナチュラルインプラントにご相談ください。

ナチュラルインプラントでは、どこで治療を受けるべきかなどインプラント治療を希望する方のお悩みやご相談を無料で受け付けています。