インプラント治療は何歳まで可能？高齢治療のメリットや注意点を解説

インプラントは、他の歯の状態を維持したまま歯の機能を取り戻す治療方法として多くの人に利用されています。

特に高齢の方で、インプラント治療をしたいけれど何歳までできるのか不安という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、インプラント治療が何歳までできるかを紹介し、高齢の方がインプラント治療をするメリットやリスクについて解説します。

インプラント治療に年齢の上限はない

インプラント治療は、何歳以上だから受けることができないということはありません。

しかし、治療を受ける人の健康状態やアレルギー等によって、治療を受けられないケースがあります。

インプラント治療は歯の成長が終わっていれば誰でも受けることができる

インプラント治療は永久歯の成長が終わり、顎の骨が育ちきっていれば受けることができます。

骨が育ちきっていない場合は、骨の成長を妨げてしまうおそれがあるため、注意が必要です。
目安としては、18〜20歳あたりから治療が可能です。

高齢者の方が治療のリスクは大きくなる

インプラント治療による健康的なリスクは、高齢者の方が大きくなります。
高齢者の方は若年層に比べて持病を持っている割合が高く、骨密度が低いことが主な要因です。

高齢の方がインプラント治療を検討している場合は、あらかじめ自身の健康状態を把握し、健康状態によってはリスクが大きくなることを踏まえた上で治療をするか判断しましょう。

高齢者の方がインプラント治療をする上でのリスク

高齢者の方がインプラント治療をする上で起こりうるリスクをご紹介します。

細菌による感染症になりやすい

高齢者の方は免疫機能が衰えてきているので、インプラント治療をした後に口内の管理を怠ると細菌によって歯の病気や感染症になりやすいです。

特に起こりやすいのがインプラント周囲炎という病気で、インプラント周囲炎になるとインプラントと歯肉の周囲が炎症し、悪化するとインプラントを支える顎の骨が溶けてしまう危険性があります。
こうした病気を防ぐためには、治療後も定期的に歯科検診を受け、歯磨きなどで口内の健康を維持することが重要です。

体力的に手術を受けるのが困難

高齢者の方は、体力的な問題で手術を受けるのが困難だというケースがあります。

また、インプラント治療は手術だけでなく、その後もメンテナンス等で定期的に通院する必要があります。

免許を返納してしまい通院するのが困難だというケースもあるので、インプラント治療後も定期的な通院ができる環境を作るようにしましょう。

インプラントが定着しにくい

加齢や骨粗鬆症などによって骨が脆くなると、インプラントが定着しにくくなります。

また、骨粗鬆症の治療薬によっては、インプラント治療の傷口から細菌が入って感染症になるリスクがあります。

そのため、自身が服用している骨粗鬆症の治療薬の種類を知り、必要があればそれを歯科医に伝えることが重要です。

高血糖だと傷が治りにくい

高齢の方は、若年層に比べて高血糖の割合が高いです。

高血糖が続く方や糖尿病の方は治療でできた傷からの回復が遅くなってしまい、歯周病菌に感染するリスクが高くなってしまいます。
そのため、血糖値をコントロールすることが難しい場合は、インプラント治療を受けられないこともあります。

高血糖の方がインプラント治療をする場合は、高血糖の治療をしている病院に相談した上で、あらかじめ血糖値が高くない状態にコントロールできるようにしておくことが必要です。

高齢者の方がインプラント治療をする意義やメリット

高齢者の方がインプラント治療をするのにはリスクが伴いますが、治療には意義やメリットもあります。
インプラント治療によって可能になることについてご紹介します。

噛む力を取り戻すことができる

元の歯が弱くなってしまい満足に噛むことができないと、食べたいものを食べることが難しい場合も多いかと思います。

インプラント治療によって噛む力を取り戻すことで食べられるものの幅が増えるので、栄養をバランスよく摂取しやすく健康が増進されるだけでなく、好きなものを食べられることによって幸福な生活をすることができます。

他の歯への負担を少ない状態で治療できる

歯の治療をおこなう場合、他の歯や歯茎等に負担がかかってしまうケースがあります。
例えば、治療する歯の隣の歯を支えにして治療するブリッジという方法は、隣の歯にとって負担です。

一方で、インプラント治療は他の歯への負担が少ない状態で治療をすることができるので、口内全体の機能回復や健康につながります。

歯並びが綺麗になることで気持ちも明るくなる

インプラント治療のメリットは機能的なものに目が行きがちですが、それだけではありません。

インプラント治療をおこなうことで歯並びが綺麗になったり、歯自体が自然の歯と変わらない見た目になったり、審美的な面でのメリットがあります。

また、単純な見た目だけでなく、自然な口元になることで人前で積極的に話せるようになる、自然と笑顔が多くなる、気持ちが明るくなるなど副次的なメリットも多くあります。

インプラント治療をする際の注意点やポイント

インプラント治療をする際の注意点やポイントをご紹介します。

喫煙は避ける

喫煙の習慣は口内の健康を妨げてしまいます。
インプラント治療者の喫煙は、感染症やインプラント周囲炎になるリスクが高まるので、インプラントの寿命を縮める原因の1つです。

インプラントをできる限り長く使いたい方や口内の健康を守りたい方は、喫煙をできるだけ避けるようにしましょう。

治療後も定期検診を受ける

インプラントは治療後にインプラントの不備が見つかることや、感染症になることがあります。
そのため、治療後も定期的に検診を受けることがインプラントを長く利用する秘訣です。

インプラントの不備や感染症などのリスクは自分で気がつかないおそれがあるので、インプラントを利用していて問題なく生活できていると感じていても検診に行くようにしましょう。

病院や医者を慎重に選ぶ

インプラントは医師の技術力やクリニックの設備などによって成功するかどうかが左右されるので、インプラント治療をする方は医師やクリニックを慎重に選ぶ必要があります。

インプラント治療は高額なので価格面に目が行きがちですが、担当医の経験数や設備の充実具合なども併せて治療場所を決めるとよいです。

インプラント治療をどこで受けたらよいかわからない方も多いかと思います。
医者選びが不安な方は、ぜひナチュラルインプラントをご利用ください。

ナチュラルインプラントは、インプラント治療に関する不安やご相談を無料で受け付けており、ご相談内容に沿って適切なクリニックをご紹介しています。

まとめ

インプラント治療には何歳までという年齢制限はなく、健康面に問題がなければ高齢の方でも治療を受けることができます。

インプラント治療をすることで噛む力を取り戻すことができるので、好きなものを食べられるようになるなど、豊かな日常生活を送ることにつながります。

ただし、インプラント治療を持病がある方や骨密度が低い方が受けるとリスクが高くなってしまうので、自身の健康状態を考慮して治療するかを決めることが重要です。

インプラント治療をどこで受けたらよいかわからず不安だ、一度話を聞いてみたい方は、ぜひナチュラルインプラントをご利用ください。

ナチュラルインプラントは、インプラント治療に関する不安やご相談を無料で受け付けておりますので、お気軽にご相談ください。