噛み合わせの治療はインプラントが最適？噛み合わせが悪い原因を解説

噛み合わせの状態が完璧な人はほとんどおらず、多くの人は日常的な動作の中で少しずつ噛み合わせがずれていきます。

噛み合わせがずれると食事がしづらくなり、歯周病に感染しやすくなるなどのリスクがあります。

噛み合わせを治療する方法として有効なのがインプラント治療です。
インプラント治療で噛み合わせを治療する際、治療後に再びずれてしまうことをなるべく防ぐことで、インプラントを長く利用することができます。

この記事では、噛み合わせが悪いことの原因やそれによる影響をご紹介し、噛み合わせとインプラント治療の関係について解説します。

噛み合わせが悪いことによる影響

噛み合わせが悪い状態を放置していると日常生活に支障が出てしまい、悪化すると体の他の部位に負担をかけてしまうおそれがあります。

噛み合わせが悪いことで起こりうる悪影響の例をご紹介します。

食事がしづらくなる

噛み合わせが悪いと歯の間に食べ物が挟まりやすくなり、食事がしづらくなります。
食事がしづらいと自身が食べやすいものばかりを選ぶ生活になりやすく、栄養バランスが悪くなって健康面への影響が出てしまいます。

また、噛み合わせが悪いとしっかりと噛まずに飲み込むことが多くなり、消化器官に負担がかかりやすくなります。

最終的には胃腸の不具合や便秘になるリスクが高くなってしまう可能性があります。

虫歯や歯周病に感染するリスクが高まる

噛み合わせが悪いと歯と歯の間に汚れが溜まりやすく、歯や口内をきちんと磨くことが難しくなります。
そのため、虫歯や歯周病になるリスクが高くなり、歯や口内を健康に保つことが難しくなります。

左右の筋肉のバランスが悪くなる

左右片側の噛み合わせが悪いと、噛み合わせの悪い方を使って噛むことが少なくなるので、左右のバランスが悪くなります。

一方に強い負担がかかると顎のバランスが崩れ、顎関節症のリスクがあります。
これは無意識的な習慣によるものなので、気づいたときには症状が出ていることも少なくないです。

既に埋め入れたインプラントが脱落してしまう

インプラントは骨に直接埋め込むことで自然の歯に近い状態を作る治療方法ですが、噛み合わせが悪いことで埋め込まれているインプラントに負担がかかりやすくなります。

インプラントは長く利用できることが長所の1つですが、日常的に負担がかかり続けるとインプラントが早期に脱落してしまうリスクが高いです。

噛み合わせが悪くなる原因

噛み合わせが悪くなる原因は、習慣や無意識的な動作など日常生活に多く潜んでいます。
噛み合わせが悪くなる原因の例をご紹介します。

頬杖をつく

頬杖は片方の顎に頭の重さが負担としてのしかかることになります。

大きな負担だとは感じづらいかもしれませんが、頭の重さは全体重の1割ほどを占めるので、長時間の頬杖は危険です。

頭の重さが顎や歯にかかることで噛み合わせや歯並びが悪化する原因となります。

歯ぎしりをする

歯ぎしりや食いしばりは、噛み合わせが悪くなる大きな原因です。

歯ぎしりは強い力が顎や歯に加わるだけでなく、それが局所的に集中しやすくなっています。
そのため、噛み合わせが悪くなるだけでなく、歯が欠けてしまう原因にもなります。

また、寝ている間にも歯ぎしりをしてしまう場合は、癖でおこなっているため意識的に直すことが難しいです。

舌をよく動かす癖がある

舌で歯をいじったり舌を出したりする癖があると、前歯に隙間ができやすくなります。
前歯に隙間ができると噛み合わせや歯並びが悪くなり、見た目にも影響でてしまいます。

虫歯などによって歯を失う

噛み合わせは歯1本1本が関わって成り立っているので、1本でも歯を失うと全体の噛み合わせのバランスが崩れてしまいます。

歯が失われると、歯がなくなったことによってできた隙間に向かって周囲の歯が少しずつ動いていくことが原因です。

そのため、噛み合わせを保つためには、虫歯ができた際にインプラントなどで早期治療をおこなうことが求められます。

インプラント治療で噛み合わせを取り戻す

インプラント治療は、悪くなった噛み合わせを取り戻すための治療方法の1つです。

また、虫歯を抜歯してインプラント治療をすることで、噛み合わせを保持しやすくなります。
インプラント治療で噛み合わせを取り戻すメリットをご紹介します。

他の歯に負担をかけずに治療することができる

インプラント治療では、他の歯に負担をかけずに治療をすることができます。

ブリッジという治療方法は隣の歯を支えにして治療をおこなうので、健康な他の歯に負担がかかり、噛み合わせに影響する危険性がゼロとはいえません。

入れ歯は隣の歯を削る必要がある場合があるので、1本ごと、またはそれ以上を部分的に独立した治療が可能な点がインプラントの長所です。

また、独立していることにより治療する歯の多さに関わらず治療することができます。

他の治療方法に比べて寿命が長い

インプラントは平均寿命が10〜15年ほどです。
ブリッジや入れ歯の寿命は5～8年ほどなので、他の治療方法に比べて長い期間利用することができます。

定期検診、メンテンナスに通う必要はありますが、治療に行く手間や回数を減らすことができるのがメリットです。

また、入れ歯の洗浄などをする必要がないので、日常的な手間や負担を減らすことができます。

噛む力を取り戻すことができる

インプラントは骨に直接埋め込まれているので、自然の歯のような感覚でしっかりとものを噛むことができます。

例えば、入れ歯は骨と直接くっついているわけではないので、違和感や食べ物が歯の間に挟まるといったことが起こり、自分の歯で噛むことを実感しづらくなります。

しっかりとものを噛むことができることで、食べられるものの範囲が広くなって栄養が偏らなくなり、健康面への悪影響が少なくなるでしょう。

インプラント治療のご相談はナチュラルインプラントへ

噛み合わせを修正するため、他の歯に負担をかけず長く利用できるインプラント治療を検討している方もいるかと思います。

インプラント治療に関して不安な点がある方は、ぜひナチュラルインプラントへご相談ください。
ナチュラルインプラントでは、どこで診療を受けるべきかを相談したい方のご相談を無料で受け付けています。

インプラント治療後に注意すること

インプラント治療をおこなって噛み合わせを直したとしても、その後の習慣によって再び噛み合わせが悪くなってしまうおそれがあります。

インプラント治療後に噛み合わせを保つために注意することをご紹介します。

歯ぎしりや食いしばりなどの習慣をなくす

噛み合わせの悪さは、歯ぎしりや食いしばりなどの日常的な習慣が大きく関わっています。

歯ぎしりや食いしばりは無意識的な動作であることが多いですが、少しでも顎や歯への負担を減らせるように意識して生活することが重要です。

寝ている間の歯ぎしりが気になる場合は、寝ている間にマウスピースを装着して上の歯と下の歯が当たらないようにすることで、歯ぎしりをなくすことができます。

治療後に定期的なメンテナンスを受ける

インプラント治療をした直後は噛み合わせがよい状態ですが、時間が経つと無意識の動作によって噛み合わせが悪くなっているかもしれません。

噛み合わせが再び悪くなることを避けるため、治療後も定期的なメンテナンスを受けることが重要です。

定期的なメンテナンスによって虫歯などの早期発見にもつながるので、歯を失って噛み合わせが悪化するリスクも減らすことができます。

歯や口内の健康を保つ

歯や口内の健康を保つことは、虫歯や歯周病のリスクを減らすだけでなく噛み合わせを維持するためにも重要です。

毎日歯を磨く、糖分を控える、喫煙を避けるなどによって、歯や口内の健康を保つことはインプラントを長く利用することにもつながります。

まとめ

歯ぎしりや食いしばり、舌癖などの日常的な動作によって噛み合わせは悪化してしまいます。

噛み合わせが悪くなると食事がしづらくなり、虫歯や歯周病などのリスクが高まります。
悪化した噛み合わせの治療方法として、インプラント治療が有効です。

インプラント治療は他の歯に負担をかけずに噛む力を取り戻すことができるので、長期的に歯や身体全体の健康を保つことにつながります。

インプラント治療について調べる際、どこで治療を受ければよいかわからない、不安な点がある場合は、ぜひナチュラルインプラントへご相談ください。
ナチュラルインプラントでは、インプラント治療に関するご相談を無料で受け付けていますので、お気軽にご連絡ください。