インプラントは保険適用?保険適用になるケースと治療費の負担軽減方法

デンタルインプラントは治療費が高額なため、できるのであれば少しでも治療費を抑えたいですよね。

デンタルインプラント治療はどのような場合に保険適用になるのか、治療費を抑える方法はあるのかと考える方は多いでしょう。

ここではインプラント治療に保険は適用されるのかについて解説します。

また、インプラント治療費の負担を軽減させるための具体的な方法やインプラントの費用に関する注意点についてもあわせて解説します。

インプラントには保険がきく？

インプラントの治療費は基本的に保険適用外（自由診療）になります。

インプラントの治療費の相場は30万〜50万円と高額であり、保険が適用されるケースはないのかと考える方も多いでしょう。

基本的には保険適用外の治療になりますが、場合によっては保険適用になるケースも存在します。
また、治療費の負担を減らす方法もあります。
▶インプラントの費用の内訳とは?高額な理由と費用に関する注意点について解説

保険診療と自由診療の違い

保険診療とは、健康保険が適用される診療を指します。

保険診療に指定される診療は保健医療制度により定められています。
保険診療の場合、自己負担額は医療費の3割です。

自由診療とは、保険適用外の診療を指します。

基本的に自由診療の医療費は全額自己負担となります。
保険適用されない材料を使用する治療や美容治療などは、自由診療に分類されます。

保険適用になる例外のケースもある

インプラント治療は基本的に保険適用外の自由診療ですが、保険適用になる例外のケースも存在します。
保険適用になるケースは以下の通りです。

• 病気や事故などであごの骨を一定以上欠損した場合
• 生まれつき1/3以上のあごの骨の欠損や形成不全が見られる場合

上記条件に当てはまる場合は、インプラント治療が保険適用となります。
虫歯や歯周病、加齢による歯の欠損は保険適用とはなりません。

条件をクリアした歯科クリニックで治療を受ける必要がある

保険適用でインプラント治療を受ける場合、条件をクリアしている施設でないと治療が受けられません。

保険適用でインプラント治療を受ける際の医療機関の条件は以下のように定められています。

• 歯科口腔外科または歯科の病院であること
• 歯科口腔外科または歯科に5年以上の実績がある、またはインプラント治療の実績が3年以上ある常勤医師が2名以上配置されていること
• 安全に治療するための体制が整っていること
• 当直体制が整備されていること

インプラント治療費の負担を軽減する方法

インプラントの治療費は、基本的に保険適用外であることもあってかなり高額です。
そこで、インプラント治療費の負担を軽減する方法について解説します。

医療費控除の制度を利用する

インプラント治療のように高額な医療費を支払う場合、医療費控除を受けられる場合があります。

この制度はご自身またはご家族がインプラント治療を受けた場合、指定の金額を超えた方を対象に10万円以上の医療費が所得控除の対象になるというものです。

詳しくは国税庁のホームページをご覧ください。
▶国税庁のホームページはこちら

デンタルローンを組む

一次的な高額出費を抑えるために、デンタルローンを組む方法もあります。

デンタルローンとは、歯科診療専門のローンです。
利用することでまとまった医療費を分割で支払うことができます。

デンタルローンを利用する際に頭金が必要ないため、すぐにまとまったお金を用意するのが難しい方でも活用できます。

ただし、歯科クリニックによってはできない場合もあるので事前確認は必要です。

インプラントの費用に関する注意点

インプラントの費用に関して、事前に確認しておくべきポイントなどの注意点について解説します。

格安インプラントには注意する

インプラントを10万円以下などの格安で提供している歯科クリニックには注意が必要です。

インプラントを提供しているメーカーは国内外に様々ありますが、価格の安いものの中には安全性に疑問が残るものも存在しているのも確かです。

インプラントの代表的なメーカーとして、

• ノーベルバイオケア
• ストローマン
• ジーマーデンタル
• アストラテック
• 京セラ
• プラトン

などが挙げられます。

これらのメーカーのインプラントは信頼を得た高品質なものばかりで、採用している歯科クリニックも多いです。

高いインプラントが良くて、安いインプラントが悪いと一概に言えるわけではありませんが、価格差があることには理由があり、安いものにはそれなりの理由があるため、慎重に選ぶことをおすすめします。

内訳・総額を確認する

インプラントの治療時にかかる費用総額と内訳は、必ず確認しておきましょう。

インプラントの治療費は、インプラントの本体代の他に治療前の検査費用や手術費用、オプション費用、メンテナンス費用など様々な項目が含まれています。

また、保証が含まれている場合もあるので、それらの内容を確認することもお勧めします。

含まれていない項目や費用に関する不明点、疑問点などがある場合は歯科医師に相談しましょう。

追加料金の有無を確認する

インプラント治療費の内訳に含まれていない項目が後から請求される場合があります。
事前に追加料金がかかる可能性があるか確認しておくと安心です。

インプラントのご相談はナチュラルインプラントへ

インプラントに関する疑問や不安がある方は、ぜひナチュラルインプラントへご相談ください。
インプラントの治療費や歯科クリニック選びについてなど、安心して治療がおこなえるようサポートいたします。

まとめ

インプラントは基本的に保険適用外（自由診療）となるため、治療費の相場は30万~50万円と比較的高く設定されていることが多いです。

ただし、病気や事故などであごの骨を一定以上欠損した場合、生まれつき1/3以上のあごの骨の欠損や形成不全が見られる場合などは、例外としてインプラント治療が保険適用となります。

インプラント治療費の負担を減らすために、医療費控除の制度やデンタルローンなどを利用する方法があります。

インプラントの治療を初めてご検討される方は、治療費や治療期間など分からないことも多いでしょう。

インプラントに関する疑問がある方は、ぜひナチュラルインプラントへご相談ください。
ナチュラルインプラントではインプラントに関するご相談を無料で受け付けております。